むし歯と歯周病の違いって何？発生する場所や症状、治療方法が違います
こんにちは。
福井県坂井市の「はるえ東ファミリー歯科」です。
むし歯と歯周病はどちらも放置すると、大切な歯の寿命を縮めてしまうということは同じです。
ただし、むし歯と歯周病では、症状や発生する場所や症状が違いますので治療法も異なります。
そこで今回は、むし歯と歯周病の違いと治療法についてお話させていただきます。
むし歯は歯に発生する疾患
むし歯の場合には、むし歯菌が歯を溶かしてむし歯を発生させます。
「歯の部分」発生する疾患がむし歯です。
歯周病とは発生する場所も原因菌も違い、症状や治療方法も異なります。
初期のむし歯は、痛みを感じなかったり、熱いものや冷たいものを食べたり飲んだりしたときにしみます。
むし歯が神経まで症状が到達すると、何もしていなくても強い痛みを感じることが特徴です。
歯周病は歯ぐきの疾患。重症化すると顎の骨にも影響
歯周病の場合には、歯周病菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、悪化すると顎の骨を溶かしてしまう病気です。
歯周病が発生する場所は「歯ぐき」と「顎の骨」です。
自覚症状が少なく、歯ぐきの出血や腫れなどを伴いますが、むし歯と違って痛みが出にくい特徴があります。
そのため、いつの間にか進行して、気づいた時にはかなり悪化していることも少なくありません。
重度の歯周病になると、歯がグラグラして食事の際に噛みにくい、知覚過敏が起こるなどの症状が出ます。
むし歯と歯周病の治療法の違い
症状が出る場所が異なるため、むし歯と歯周病は治療法も違います。
むし歯の治療法
むし歯治療では、感染した部分を削って取り除き、その部分を詰め物や被せ物にします。
むし歯がかなり進行していると、神経の処置をして、根の中をきれいにしてお薬を詰めます。
その後土台を入れて、被せ物をするため、神経まで達しているむし歯は治療回数も多くなります。
症状が悪化して、治療の施しようがなくなったむし歯では、抜歯をして入れ歯やインプラントを入れる治療が必要です。
歯周病の治療法
歯周病治療は、歯周病の原因である「歯周病菌」がひそんでいる「歯垢」や「歯石」を除去するプラークコントロールを行います。
むし歯のように、感染した部分を除去するといった治療法ではありません。
歯医者で受けられる定期検診では歯石や歯垢を取り除きますが（スケーリング）、毎日のセルフケアでもきちんと汚れを除去することが大切です。
ただし、進行度によっては、歯ぐきを切開して、歯垢や歯石を除去する歯周外科治療や歯ぐきの再生治療が必要になります。
むし歯や歯周病の治療は【はるえ東ファミリー歯科】へ
はるえ東ファミリー歯科では、できる限り歯を残す治療を目指しています。
お口の健康を維持できるようにサポートいたしますので、定期的に検診を受けてください。
初期のむし歯や歯周病は自覚症状が少ないので、定期的に検診でお口の中を確認しましょう。
小さなお子さんから、シニアの方まで、年齢や症状に合わせた治療をご提案いたします。