大人の歯がグラグラするのはなぜ？歯が揺れる3つの原因と治療法
こんにちは。
福井県坂井市の歯医者「はるえ東ファミリー歯科」です。
歯が生えかわることがない大人の歯がグラグラする場合には、何かトラブルが起きている可能性があります。
そこで今回は、大人の歯がグラグラする3つの原因と治療法についてお話させていただきます。
大人の歯がグラグラする3つの原因とは？
大人の歯がグラグラしている状態の多くは歯周病が考えられますが、それ以外にも原因がありますのでご紹介します。
重度の歯周病
「歯を押すとグラグラする……。」
このような症状が出ている時は歯周病の可能性があります。
初期の段階では、歯ぐきが腫れる、歯磨きの時に出血する程度の症状ですが、歯周病が悪化すると、歯を支える顎の骨を溶かして、その結果グラグラします。
そのまま放置すると、歯が抜け落ちてしまう場合もあるため、早めに治療を開始しましょう。
外傷
「転んだ時に歯をぶつけてしまった……。」
転倒や交通事故やスポーツなどが原因で衝撃を受け、外側から強い力がかかった後に歯がグラグラする場合もあります。
見た目は問題なくても歯にひびが入っていることも考えられますので、強い外傷があった場合には、一度歯医者に相談することをおすすめします。
矯正治療の一次的な影響
歯列矯正は、矯正装置を使って適切な力をかけて歯を動かします。
この時、骨を作る「骨芽細胞」と骨を吸収する「破骨細胞」の働きで、歯を支えている周囲の骨が作り変えられるため、一時的に歯がぐらつくことがありますが、矯正中にみられる一般的な動きなので心配ありません。
大人の歯がグラグラする時の治療法
歯周病が原因の場合には、汚れの中にひそんでいる歯周病菌が原因で炎症を引き起こしています。
そのため、お口の中の汚れを徹底的に除去する必要があります。
歯垢が放置されると硬い歯石になり、歯医者でしか取り除くことができません。
歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って行う「スケーリング」で、丁寧に歯垢や歯石を取り除きます。
外傷が原因の場合は、レントゲン撮影をして、歯にひびや欠けが無いか確認します。
グラグラしている症状が強い時は、固定することもありますので、早めに受診しましょう。
また、グラグラしている部分を強く押してしまうと、症状が悪化する場合がありますので、あまり触らないようにしてください。
大人の歯がグラグラする症状もはるえ東ファミリー歯科へ
大人の歯がグラグラする場合は、多くは歯周病が原因です。
歯がグラグラする症状が出ている時には、かなり悪化している状態なので、早めに受診しましょう。
また、矯正治療中以外の原因のケースも早めの対応が必要なことが多いため受診をおすすめします。