歯周病で口臭が強くなる理由

皆さんこんにちは。

はるえ東ファミリー歯科です。

歯周病にかかると、いろいろな症状が現れてきます。

歯茎が赤く腫れる、歯磨きのあとに歯茎から血が出る、といった症状は皆さんもよくご存知のことかと思います。

では、歯周病によって口臭が強くなる点についてはいかがでしょうか。

口臭というとむし歯の方が原因になりそうなものですが、歯周病による影響の方が圧倒的に大きいといえます。

今回はそんな歯周病で口臭が強くなる理由をわかりやすく解説します。

歯周病によって口臭が強くなるメカニズムは至ってシンプルです。

お口の中で繁殖した歯周病菌は、食べかすなどに含まれるタンパク質をエサとして分解します。

その過程で「メチルメルカプタン」という揮発性のガスを産生するのですが、これが口臭の原因となるのです。

具体的には「腐った玉ねぎ」のような臭いがすることから、自ずと呼気も強い臭気を帯びるようになります。

歯周病による口臭は、歯周病を治す以外に改善する方法はありません。

歯周基本治療を受けて、口臭の原因となる歯周病菌の数を減らしていきましょう。

正しいブラッシング法を身に付けることで、歯周病菌のエサとなる食べかすやプラークなども減少します。

口臭はとてもデリケートな問題ですが、歯科で取り扱う症状でもあるため、歯医者さんなら気軽に相談することができますよ。

今現在、口臭に悩んでいて、歯周病の疑いがある方は、いつでも当院までご連絡ください。

まずは口臭の原因を突き止めていきましょう。

このように、歯周病を放置すると口腔内の歯周病菌の数が増え、メチルメルカプタンの量も増加します。

その結果、口臭が強くなることから、早期に歯周病治療を受けることをおすすめします。

歯周病は口臭だけではなく、歯茎や顎の骨まで破壊する怖い病気ですので、早めに治療するに越したことはありません。

可能であれば予防していきましょう。